Deco X20(TP-Link)でポートフォワードを設定した際に、保存後の転送先が意図せず別IPへ変更され、到達しない事例を簡潔にまとめる。
全X20共通の確定不具合とはせず、環境依存の現象として扱う。
参考情報(類似事例)
Deco X20 + 1.6.1系ファームウェアで、今回と非常に近い既知事例がTP-Link公式コミュニティで報告されている。
特に Deco X20 V1 / Firmware 1.6.1 の構成で、192.168.1.x 系のポートフォワーディング先が 192.168.0.x 系へ書き換わるケースがあり、255.255.255.0 (/24) に変更したことで正しいサブネットを保持できたという記録がある。
当記事の現象はそれと一致する挙動(/24 として扱って正規化される)を疑うと説明しやすい。
ただし、Deco内部の実装が実際に /24 固定であると確認できたわけではないため、保存結果から考えられる仮説として扱う。
入力:
192.168.71.66
保存後:
192.168.68.66
再現条件
- 機種: TP-Link Deco X20
- Firmware:
1.6.1 Build 20250910 Rel. 43292 - WAN: PPPoE
- WAN IPv4:
<WANのグローバルIPv4> - LAN:
- Router:
192.168.68.1 - Subnet Mask:
255.255.252.0(/22)
- Router:
- 事象対象: UDP 1194 のポートフォワードを
192.168.71.66:1194へ設定
実際に起きた問題
- 期待の転送先:
192.168.71.66:1194 - 保存後の実適用:
192.168.68.66:1194 - その結果、外部からの到達先がずれた
対策
以下の順で設定を揃えた。
- DHCP割り当て開始を変更
192.168.71.50 - 192.168.71.250
→
192.168.68.80 - 192.168.71.250
- DecoのDHCPアドレス予約でサーバーのLANアドレスを固定
DHCP予約: 192.168.68.81
- ポートフォワード先を固定アドレスへ統一
UDP 1194 -> 192.168.68.81:1194
まとめ
保存後の転送先値を確認し、DHCPレンジ、DHCP予約、ポートフォワード先を 192.168.68.81 に揃えることで、今回の「ポートフォワード失敗」は収束した。